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当院における乳がん診療の特徴

帝京大学医学部外科学講座 乳腺グループが行っている乳がん診療をご紹介します。

乳がん診療はチーム医療が主体です。当院のチームは日本でも有数のスタッフが揃っています。まず診断を確実にしなくてはいけないので放射線技師・診断医が関わってきます。がんを確実に診断するためには病理医(顕微鏡で診断を付ける医師)が必要です。がんの診断がついたら、がん看護専門看護師がこれからの流れ全般の説明をします。

また、乳腺外科医が中心となって治療方針を決めます。手術の場合には乳腺外科医と、乳房再建術など必要に応じて形成外科医が参加します。術後には放射線をかけることがありますが、その際には放射線治療医が責任を持ちます。術後のホルモン療法、化学療法、分子標的治療などは乳腺外科医が主体となって行いますが、がん専門薬剤師もチェックし、サポートしています。

再発時などさらに集中して化学療法が必要な場合には腫瘍内科医が責任を持って治療します。疼痛などの症状がある時以外にも早期から緩和医療チームが関与して治療を行います。

当院ではこれらの優秀な専門職種がそろっており、患者さんを中心に随時関与しています。

帝京大学病院はチームで乳がん診療に取り組んでいます

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2012年手術件数

乳がんに対する根治手術 141件 合計
161件
乳がんに対するその他の手術 10件
良性乳腺腫瘍に対する手術 8件
その他(腋窩リンパ節生検) 2件
 

手術症例病期別の割合

早期乳がん

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乳がん検診率の向上が必要

病期 0 +Ⅰ 42%
全国平均 48.5%
病期Ⅱ 33%

 

病期 シコリの大きさ、リンパ節への転移
0期 非浸潤がん、乳管や小葉の中にとどまった状態
Ⅰ期 直径2cm以下、リンパ節転移なし
Ⅱ期a 直径2cm以下、リンパ節転移あり
Ⅱ期b 直径2~5cm、リンパ節転移なし
Ⅲ期a 腫瘍径とわず、リンパ節転移が周囲に癒合
Ⅲ期b 腫瘍が潰瘍、皮膚浮腫、胸壁固定
Ⅲ期c 腫瘍径とわず、リンパ節転移が鎖骨上下に転移
Ⅳ期 骨、肺、肝臓、脳などに遠隔転移

 乳がんの手術術式

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乳房再建術/乳房切除術 18.5%

 

腋窩の手術

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SNB センチネルリンパ節生検
SNB⇒Ax 臨床的に転移陰性
SNBでリンパ節転移陽性
腋窩郭清を追加
SNBの11%
Ax 腋窩郭清

センチネルリンパ節生検は、腋窩郭清を省略し、合併症の発生を防ぎます。

2012年乳腺化学療法実施数

1カ月間に約100件の治療を行いました。

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術前化学療法施行 25例

 
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1.FEC+DOC+HER 9例(36%)
2.FEC+wPac 8例(32%)
3.FEC+S1Pac 4例(16%)
4.wPac+HER 1例(4%)
5.TC→nabP 1例(4%)
6.ホルモン 2例(8%)
合計 25例
 

術前化学療法の 組織学的効果判定

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Grade 0:無効
1:やや有効
2:かなり有効
3:完全奏効

Grade3(完全奏効)とGrade2b(完全奏効に極めて近い)を合わせて6例(25%)

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